みらくる的考察_腰痛 Vol.1
2019-11-03
みらくる整体術(MST)では、腰痛を大まかに四つに分類します。
一つ目は「緊張性の腰痛」、二つ目は「弛緩性の腰痛」、三つ目は「腰以外に
原因がある腰痛」、そして四つ目が「脳の誤認識」による腰痛です。
まず、分類Ⅰの緊張性の腰痛ですが、この腰痛はさらに二つに分類されます。
順番が紛らわしいので、「分類Ⅰ-1」「分類Ⅰ-2」にでもしておきましょうか。
分類Ⅰ-1は、皆さんが通常イメージする腰痛です。
重たいものを持ったり、ずっと立ちっぱなしだったりして腰周辺の筋肉が
緊張して起こる腰痛の事です。
疲労が溜まって出る腰痛、というのが一般的な認識でしょう。
「坐骨神経痛」や病名はつかないものの、お医者さんから「少し椎間板が狭くなって
いますね」とか「多少、神経が圧迫されていますね」などと言われるような腰痛は
この分類になります。
ただし、本当にそうであればの話です。
上記のようにお医者さんに言われたのに、実際にMSTで施術をしてみると違う
分類の腰痛のケースが多々あります。
この件についてはここでは省略しますが、当院に来られている患者さんには
しっかりと説明しております。
さて、MSTでの施術ですが、腰周辺の筋肉を緩めることにフォーカスして
行います。
筋肉の緊張状態が解消することで痛みが減り、ちょうど良いバランス状態が安定
すると痛みが消えます。
次に分類Ⅰ-2の腰痛ですが、これは腰の器質的な問題が原因となる腰痛です。
腰椎ヘルニア、狭窄症、すべり症などがこの分類に入ります。
これらも良く聞く病名ですよね。
ですが、やはりここでも言います。
「本当にそうであれば」という条件が付くことを。
なぜこのようなことを言うのかは、後程説明しますね。
それでは、MSTによる施術です。
基本的には分類Ⅰ-1と同じですが、さらに器質的な問題へのアプローチを
かけていきます。
腰椎ヘルニアには「対腰椎ヘルニア」の、狭窄症には「対狭窄症」の、そして、
すべり症には「対すべり症」の施術を個別にかけていき、痛みの原因を取り
除いていきます。
痛みの原因と筋肉の緊張状態、両方にアプローチをかけていくので、腰痛が
改善していくわけです。
以上が緊張性の腰痛になるわけですが、その大きな特徴は次の二つです。
① 一日の中で午後から夕方にかけて痛みが強くなってくる
② 横になると痛みが軽減し、朝起きた時は痛みが少ない
ただし、そうでないケースもよくあり、もっと細かな判断指標があり
ますが、今回は省略いたします。
次に、二つ目の弛緩性の腰痛は・・・、
つづく