症例_頸椎ヘルニア_30代女性

2020-03-06

「頚椎ヘルニア」と整形外科で言われ、手術も薦められている30代
女性の方の症例です。

初来院時は首も動かせず、首、肩、胸、背中まですべての痛みが
強く、痛み止めを飲んでいてもほとんど効かない状態でした。

夜寝る時は首にコルセットをして寝ているそうですが、痛みで2、3
回は目が覚めるそうで、ぐっすりと眠れることはないということです。

かなり重症の部類に入る症例で、施術には気を配らなければなりません。
強いアプローチは厳禁です。

初めは、首周りと肩周りの筋肉の緊張をとります。
触れるか触れないかのような圧で張っている所を緩めていきます。

そうすると、頸椎周りの筋肉が徐々に緩んでくるので痛みも和らぎ、
首を動かす事の遊びが出てきます。

いきなり首の牽引をしたり強く揉んだりしても、筋肉が緊張して
いるので、かえって逆効果になることが多いです。

そうして20分。

初回で首の痛みに大きな変化がありました。
首をまわす事ができなかったのが、可動域が大きく広がりました。

当然、首の遊びも大きくなっています。

初日はここまで。

そして、施術を重ねていき、5回目ごろには首の痛みはさらに軽減し、
それよりも肩周りの痛みのほうが強く感じるようになっていました。

それも、ひと月も過ぎると全体的な痛みは施術前と比べて格段に楽に
なりました。

夜も痛みで起きる事はなくなったそうです。
コルセットもしていません。

手術も今は全く考えていません。

まだ継続的な通院は必要ですが、「あの頃の状態がうそのよう」
と喜んでくれています。


皆さん、どうですか?

なんとしても手術は避けたい、仕事も休めない、そういった方
でも改善が望めます。


その首痛み、すでにあきらめてしまっている方、まだ早いですよ。