症例_頸椎ヘルニア_30代女性
2025-05-07
右腕のしびれでみえられた30代女性のRさん。
看護師さんです。
1年ほど前から少しずつしびれだし、半年ほど前に病院で診てもらうと
「頸椎ヘルニア」と診断されました。
手術をするほどではないという事でしばらく様子を見ることに。
その後徐々にひどくなり、ひと月ほど前からは痛み止めを使用するまでに
なってしまいました。
職場の同僚の方の紹介で当院へ。
状態を診ますと、黙っていてもしびれが出ています。
首を右方向へ動かすと痛みが強く出て可動域が万全ではありません。
そういった状態で初回の施術に入りました。
通常、頸椎ヘルニアの場合は全身のアプローチ以外に頸部のけん引を
行います。
しかし、Rさんのケースは牽引をかけようとすると痛みが強く出て、満足に引っ張る
ことができません。
そうなるとまず牽引をかけられる状態を作っていかなくてはなりません。
初回はその足掛かりとなる頸部周りの緊張を解くことから始めていきます。
15分ほどの施術後、多少頸部の可動域に遊びができたようですが、頸部の痛み・右腕
のしびれに大きな変化はありませんでした。
初回はここまで。
施術を重ね一週間ほどは大きな変化も出ませんでしたが、それでも少しずつ牽引の
強さは増やしていくことができました。
そうして十日も過ぎようかというところで腕のしびれに明らかに変化が出てきました。
頸部の可動域も拡がってきています。
こうなればしめたもの。
その後は頸部の痛みや右腕のしびれが変わってきているのを実感できるため、Rさんも
希望が持てます。
ただ、これらの症状の変化は痛み止めを服用してのもの。
今後はさらに痛み止めを減らしていく作業も併用します。
そうして、さらにひと月を過ぎた頃には痛み止めを服用することは無くなりました。
この頃にはお仕事の終わりころに少し右腕のだるさが出る程度までになり、首の痛みは
ほとんどなくなりました。
さらにひと月ふた月と治療を重ね、初回来院時から半年後には月一メンテの状態にまで
回復しました。
Rさん曰く、「あのつらい痛みから解放させていただき本当にありがとうございました。
あのままいっていたら手術となっていただろうし、だけど絶対にしたくなかったし、先が
見えない状況から抜け出せたのは先生のおかげです。
唯々感謝です。本当にありがとうございます。」
これで、またがんばれちゃうんだよなぁ・・・。