【コラム笑門来福】上手な整体の活用法

2025-01-10

先日、娘に「友達から「2歳になる甥っ子の歩き方が変なのでお父さんの整体で一度
見てもらえるだろうか?」と聞かれたんだけど、みらくるでできるの?」と聞かれました。

そうしてその甥っ子さんの歩行状態のビデオを見させてもらいました。
確かに正常な歩行とはいいがたい様子です。

病院の診断は受けているかどうかを娘に聞くとまだ受診していいないようです。

そこで私は「まず、小児科病院に行って診断してもらうこと。次に診断結果に
従って治療をする事。

そのうえで改善が見られなければみらくるが役に立てるはず。」という事を
伝えました。

「もちろん、異常が見られないといった場合はすぐみらくるで診ます」という事も
付け加えておきました。

上手な整体の活用法。
それは、「体の不調が出た時は、まず先に病院で診断を受けること」です。

病院に行かないで整体を受けられる方はいますが、ごく簡単な症例の場合(すぐに
良い反応が出る方)はさほど問題はありません。

しかし、複雑なケースの場合は患者さん自身が疑心暗鬼にとらわれ、治るものも治らなく
なってしまうケースが発生します。

例えば腰痛の場合、病院で診断を受け病院の治療では改善しないで当院に来た場合は、
標準治療を受けているので病院でのさらなる治療を望みません。

ですから、治療への軸足をしっかりと当院に傾けてもらえるので、多少治りが遅くなったと
しても良くなっている部分をしっかりと見ることができ、症状の良し悪しで一喜一憂しないで
改善に向け目標をしっかりと把握して治療を受け続けることができるようになります。

ところが、病院での診断を受けないで直接整体から入った場合は、症状の改善が多少芳しく
なかった時に、「このまま続けても大丈夫だろうか?やはり病院で診てもらった方がいいの
では?」といった疑心暗鬼が生まれてきます。

こういった患者さんは症状の良し悪しで一喜一憂するようになり、せっかく症状が改善してき
ているのに「もっといい方法があるのでは?」といった考えが常に頭の隅にあって整体での
治療に集中できません。

そうなると良くなるものも良くならず、途中で離脱してしまうことにつながってしまいます。
そうして病院行って良くなるかと言えばそうでもないケースが散見されます。

そういった患者さんは結局病院ジプシーか整体ジプシーへとなり果ててしまい、どこに
行っても良くならないと訴え続ける事になります。

これは非常に残念なことです。

最初の入り口を間違えてしまったばっかりにその後の考え方がまるっきり違うようになり、
その結果改善が遠のいてしまう。

本来であれば良くなっていたのに・・・。
全く持って残念で仕方がありません。

さらに別の面でも病院を先に行くことのメリットがあります。

それは、病院で診断されて治療を受けているので、当院の施術方法が絞られてからの
スタートとなることです。

腰痛の場合、病院で症状が診断されそれについての治療が行われますが、その効果が
ないという事はそれに関する治療を当方ではしなくてもいいという事になり、ある程度
的を絞って治療を始めることができるからです

本来であれば、色々な観点から原因を探っていかなければならないところ、そこの部分を病院が
把握してくれるので、最初から的を絞って施術をすることができるようになります。

ですから施術効果が高くなり、その分治療回数が減ることになります。
これは患者さんにとって大きなメリットと言えるでしょう。

そういった色々な観点から見ても、調子が悪かったらまず先に病院に行くこと。
それでだめだったら「みらくる」へ。

この流れが「上手な整体の受け方」と言えるのではないでしょうか?

「えっ?病院の次は「みらくる」でないとだめなの?」と思われたあなた。

中々賢いですな?(笑)




それは、私の希望です(笑笑)