【コラム笑門来福】脳の誤認識について

2024-12-16

脳は簡単に錯覚を起こします。

見えないはずのものが見えたり、聞こえないはずのものが聞こえたり、
感じないはずのものが感じたり・・・。

一番顕著な例を挙げると、交通事故で右腕を失った状態にもかかわらず
右手の親指がかゆくなる、ということが結構あるようです。

当院の患者さんの範囲でいうと、肩がこっているにもかかわらず肩こりを
感じていないとか、ここに圧痛が出てもおかしくないのに全く感じない、また、
その逆のケースもあります。

大抵の場合、状態が悪すぎて脳が暴走して感じすぎてしまう場合や、反対に
脳への信号をシャットダウンしている場合もあります。

こういった状態の方は体を整えていけば脳の誤認識は解けていきます。

体が整ってくると正常な反応が戻り、凝っていると感じていなかった肩こりを
感じるようになり、痛みのなかった腰が痛くなったりとしていきます。

患者さんによく言うのは、「元々悪かった部分が感じるようになっただけで、
悪くなったわけではないですよ」という事です。

しかも、そのことは最初の段階で予想として伝えておきます。

「脳が誤認識の状態なので、体が整ってきたら肩こりを感じるようになりますよ」
という風にです。

そうすると、体の状態をきちんと感じることができるようになった時に、ネガ
ティブにならなくて済むからです。

事前に伝えておくことで悪い症状を感じるようになっても、患者さんは
「先生が言っていたことが本当になったと」と慌てなくて済みます。

原因ははっきりとはしていませんが、当院では自律神経を整えていくことで
こういった状態は解消されていきます。

いずれにせよ、体が整えば問題が解決するので心配はありません。

良く美容室とかで「すごい肩がこっていますね」と行くたびに言われるが、
「そんなことないのになぁ・・・」と思われるあなた!!

早めに手立てをすることをお勧めします(笑)