症例_手腕のしびれ_60代男性

2024-05-27

左手腕のしびれで来院された60代男性のTさん。
病院で頸椎ヘルニアと診断されました。

「ビリビリ」と強い痛みが常時あります。
お仕事は外回りがメインで建築現場での作業も伴います。

かなり痛みが強いようで痛み止めを服用しながらお仕事をしているとの事。
半年ほど前から症状が出始め、このひと月ほどで一気に悪くなったようです。

手術はしたくないとの事で知人の方の紹介で見えられました。

初見としては、かなり状態が悪く仰向けで寝るのも困難です。
そんな中、通常の施術では対応できないので頸部に特化した施術をしました。

牽引も十分にできないのでかなりソフトな施術となります。
それでも、術後は楽になった感じがあるということで初回は終了。

その後、数回の施術を受けると、しびれが出ない時間が出てきました。

そうしてひと月もするとしびれのない時間の方が多くなり、しびれの範囲も左腕全体から
手首の先にまで範囲が小さくなったのです。

痛み止めも全く必要としなくなりました。

Tさんはお仕事をしているのでどうしても日中の負担が大きく、それが足かせとなり回復を
遅らせていましたが、「こうすれば悪くなる」、「こうすれば良くなる」ということがわかって
きて、痛みを自分でコントロールできるようになったことで将来への不安はなかったようです。

そうして半年を過ぎるころには施術間隔も空き、しびれの状態は通常の動きでは
出なくなりました。

ただし、上方を見る時だけしびれが多少出て頸部も痛くなることがまだありました。

そう言った事もさらに3か月もすると改善され、今では肩こりと首のコリが残るだけと
なりました。

そちらの方はもう少しかかりそうですが、頸椎ヘルニアについてはもう問題ないレベル
まで来ていると思われます。

当初の状態では手術も視野に入れていたそうですが、「そうしなくて本当に良かった!」
とおっしゃっていました。

グリーンライトまでもう少しのところにいます。

ここまで本当によく頑張りましたが、もうちょっとだけがんばりましょう・・・、