【コラム】「寒暖差腰痛」にご注意を
2024-03-14
これからの時期、「寒暖差腰痛」なるものにご注意ください。
一日の気温差が7℃以上になると発症する腰痛を「寒暖差腰痛」と
言うようです。
症状としては、朝が最も痛みが強く、日中は痛みが減り比較的楽に
行動できます。
そして、夜になるとまた痛みが増すというのが特徴とされています。
寒暖差が腰痛発症のトリガーということですね。
そのメカニズムは、寒暖差により自律神経が乱されることで血流が
乱れ、腰部周辺の血行が悪くなることで筋肉が固くなり、そして腰痛
が発症するとされています。
ですから、その対症法は腰部周辺の血行をよくする事となります。
お風呂にゆっくりと浸かること、適度なストレッチをする事等、
それらは一般的な腰痛の予防法とも重なります。
もっとも、寒暖差が原因で起こる腰痛ですから、その時期だけ過ぎれば
腰痛は出なくなるはずです。
が、一度発症してしまうとその後も継続して腰痛が出てしまうと
いう方もいます。
いずれの方も、寒暖差程度のストレスで痛みが発症するということは、
耐性が弱いということなので根本的な腰部の治療が必要でしょう。
当院では寒暖差腰と定義されている症状は「ゆるみ腰」に分類します。
*「ゆるみ腰」については過去欄参照
弛緩性の腰痛ですから、緊張をインナーに入れることで痛みは解消され
ます。
但し、3割くらいの方は緊張性の腰痛も持っています。
その場合はアウターマッスルを緩める必要があります。
特に大腿筋膜張筋です。
彼らのバランスを取りながら施術をすることで「寒暖差腰痛」と
言われる症状は解消します。