症例_腰椎ヘルニア_50代男性
2022-06-21
腰椎ヘルニアで見えられた50代男性のSさん。
慢性的な腰痛持ちでしたが、半年ほど前から悪化。
整骨院で施術を受けていましたが、一向に改善しないために奥様からの紹介で当院へ。
症状は以下の通り。
・腰から太もも裏、足首までのしびれが強い
・立っていても座っていてもつらい。
・寝ていても症状は和らがない。
・夜間覚醒あり
施術をしてみると腰回りが固くなっていて牽引が全くできない状態でした。
とりあえず筋肉を和らげる施術をして初回は終了。
少しだけ変化を感じていただけたようです。
以降、一か月間は同様の施術を続けました。
ヘルニアの施術で重要なのが腰部の牽引です。
病院でもおもりを乗せた牽引はするとは思いますが、当院ではあのような
機械的な牽引は致しません。
その時の状態に合わせてじっくりとセーフティ・ゾーンをはみ出さないように
けん引していきます。
ここでいうセーフティ・ゾーンとは、引っ張りすぎず弱すぎずといった事です。
力が強すぎると痛みが伴いかえって痛めてしまう可能性があります。
逆に力が弱すぎると効果が薄すぎて時間がかかってしまいます。
ですから、その方の現在の腰の状態に合わせて、瞬間瞬間でけん引する力、
方向、捻転幅を変えていきます。
これが、手術を勧められている方でも手術を回避できるようになる
みらくる整体術の秘訣なのです。
Sさんの場合、一週間もすると静時での痛みは半分ほどに。
まだ負荷はかけられる状態ではありませんでしたが、それ以降
徐々に回復していき、一か月ほどで通常の牽引ができるまでになりました。
その時には、夜の覚醒も明け方の臀部の強い痛みも消えており、
QOLは格段に上がっていました。
さらに2か月もすると仕事も大分出来るようになり、同僚の方の助けも
必要なくなったようです。
半年たった現在、パフォーマンスは120%まではまだ出せませんが、
当人曰く、「当初のことを考えると、ここまで良くなるとは思って
いませんでした。入院・手術も考えていたんですけどね(笑)」
ということです(笑)
本当に良かったです。