症例_股関節痛_60代女性

2021-01-15

半年ほど前に股関節が痛いと見えられた60代女性のNさん。
先日無事卒業しました。

当初の症状は、股関節の痛みが強く、「もう歩けなくなるのでは」と考えるほど
のものでした。

病院でも手術を勧められましたが、それだけは避けたいと以前通っていた当院へ
藁をもすがる思いで来ました。

施術後は順調に回復し、ひと月もすると寝ている時の痛みが減り、夜中に痛みで
目が覚めることもなくなりました。

ふた月目には、寝返りも打てるくらいにまで回復。

でも、Nさん。
あまり優良患者さんではありませんでした(笑)

ちょっと良くなると、股関節を良くするという事の生活上での優先順位が
下がってしまいます。

分かり易く言うと、自分がしたいことの方が優先され、股関節を痛めてしまう
事が多々ありました。

例えば、山菜取り。
例えば、ロングドライブ。

例えば、長時間の外出。

その他にも色々とやってしまい、せっかく良くなった状態を崩してしまう事が
度々あったのです。

それでも、3か月も過ぎると段々と体の使い方が分かってきて、何が良くて
何がいけないかを自分で分析して、来院時に教えてくれるようになりました。

そこからは、あまり大きく崩すこともなく順調に回復。
そして、卒業することができました。

安定した期間をもう少し作りたいところではありましたが、後は自分で様子を
見ていきたいという事でしたので了承しました。

「人工股関節まで考えていたのに、ここまで良くなれるなんて思ってもいませんでした。
先生を頼って本当に良かったです。ありがとうございました。」

と、うれしいことを言ってくれます。
人様の役に立てたことを実感できるこの瞬間がたまりません。


この思いを胸に、また新たな患者さんを診る雪の降る午後でした。