症例_ひじ痛_30代女性
2020-12-09
両肘が痛いと見えられた30代女性のMさん。
半年ほど前から痛み出し、整形に行っても異常なしという事で
湿布と痛み止めをもらって過ごしていましたが、いよいよもって
痛みが強くなって来院されました。
お仕事はハードで倉庫内作業やレジ打ちもあり、肘は常に使って
いるようです。
来院時は動かさない状態でも痛みがあり、曲げると痛みが強くなり
曲げきることができない状態です。
20分程の施術後静止時での痛みが無くなりました。
曲げ伸ばしも痛みはあるものの激減しています。
初回はここまでです。
Mさんの場合、肘だけの原因ではなさそうです。
確かに肘は炎症を起こしていて熱を持っていたので、そのせいで
痛みが出ていたと思うのですが、問題はなぜ炎症を起こしていたか?
です。
その原因を取り除くことで肘の痛みは改善していく事でしょう。
そして、肘だけではなく、手指の関節が動かしずらい、膝がたまに
痛くなるなどの症状も持っていました。
それらも、その一つの原因を取り除くことで改善されるはずです。
果たしてMさんは通院することを選びました。
その通院方法は、本来であれば集中的な施術が望ましいのですが、
お仕事の関係で週に一度しか来られません。
施術間隔が合わない状態でのスタートとなるので、回復速度は遅く
なる可能性があることを了解してもらい、通院することになりました。
一週間後、肘の痛みは戻ったものの施術前の状態よりは良い状態が残って
いました。
指の動かしずらさは多少改善状態を維持しており、膝の痛みは無くなり
ました。
そして1か月後。
肘の痛みが無い状態が二日ほど継続できるようになりました。
痛みも10段階で6程度で済んでいるようです。
指は肘と連動して良くなったり悪くなったりしていますが、
軽い感じで済んでいるとの事。
膝の痛みは無くなりました。
この時点で、普段の生活はかなり楽になったと喜んで
くれました。
さらに2か月。
施術後の痛みのない状態はまだ2,3日程度しか持ちませんが、
痛みのレベルが10段階で4程度で済むようになり本当に楽に
なったと喜んでくれています。
更に3か月。
1か月前から施術間隔を2週間にしています。
現在、肘に痛みはあるもののいい状態を10とすると7~8くらいの
状態との事です。
指のこわばり膝の痛みはたまにあるもののそれほど気にならない
ようです。
これからも施術は必要ですが、QOLはかなり上がりました。
多分、あのままだと今の仕事は続けられなかったでしょう。
今後は、まだ不安定であると思われるので、もうワンステージ上の
段階まで改善させる事。
そして施術間隔も伸ばせるようにしていきたいと思っています。
いずれにしても改善に向け進んでいます。
一息付けたMさんのお話しでした(笑)