症例_腰椎ヘルニア_60代女性
2025-10-24
腰椎ヘルニアで見えられていた60代女性のNさん。
2回目に来院された時のお話。
入口の戸が開いて、そちらを見るとNさんが立っていて中に
入ってきません。
僕と目が合うと一言、
「す、すごいです」
そう言ったお顔もびっくりマークでした。
「す、すごいです。」
の後、僕が「?」の顔をしていると「まったく痛くありませんでした」と
言って中に入ってきました。
みらくるに来る前に社交ダンスをしてきたようで、いつもなら痛み止めを飲んで
痛みをごまかしてダンスをしているのですが、その後は薬が切れることもあり
痛みがきつくて毎回大変だったと切々と話してくれました。
でも、今日は薬に頼ることもなく最初から最後までダンスを楽しめました、
と嬉しそうに話してくれます。
「先生、本当にすごいです。これ、なんなんですか?」と聞かれましたが、問題は
これからだという事を十分に説明し、決して無理をしないことが重要であることを
お話ししました。
病院で診断された通り腰椎ヘルニアだとすれば、その状態は決して
治っているわけではありません。
今回は大きく変化が出ましたが、それが継続できるかがカギなのです。
もしこの1回で完全に良くなったとすれば、それはヘルニアではなかった
可能性が高いと思われます。
そういったことをお伝えし2回目の施術を終了です。
そうして3回目。
多少痛みが出ており、やはり安易に考えてはだめであることをお伝えし
終了としましたが、かなり良好な状態でもありました。
結局、その後4週間ほどで卒業となりました。
本来であればもうふた月ほど見たいところではありますが、元来の性分の
ようで「また痛くなったら来ますねー(笑)」と言いながら帰られました。
大丈夫かしら?


