症例_捻挫_10代男性

2025-05-18

右足首を捻挫で来院された中学生の野球少年O君。
病院で全治4週間と言われ簡易ギプスをして来ました。

ギプスが外れるまで二週間。
その後二週間のリハビリという予定のようです。

ギプスを外してみるとかなり腫れています。
この状態で右足を地に着ける事は全くできません。

痛めたのは二日前だそうで内出血もしている様子。

そういった状態で施術開始。
まずは足首周りの筋肉の緊張を取る施術をします。

その後、足首周りの循環器系の活性化を図ります。
これらをすることで腫れと熱感が治まっていくようになります。

そして、最後に足首を手動固定した状態で可動域をつけていきます。
こうすることでずれてしまった関節を修復します。
もちろん痛みは伴いません。

ここまでで施術時間は20分程度。

足をつけるかの確認をしてみると、とりあえず両足で立てる状態には
できました。

初回はここで終了です。
ギプスをはめ戻して帰っていただきます。

そして翌日。
ギプスを外して可動域の確認。

初日来院時は足をつける事すらできませんでしたが、今日は既に足を
つけられるようになっています。

もちろん完全に体重はかけられません。
が、半分くらいはかけられるようです。

かなりいい状態に流れが入ってきているのがわかります。

二日目も前回同様の施術です。

そして続けて来院すること三日目。
施術前の確認で8割方体重をかけられるようになりました。

昨日施術後に帰られてからはギプスは外していたようです。
本日学校に行くときはしていたようですが自宅では外していたとの事。

ギプスを外している時は特に注意することを伝え3回目の施術終了。
状態を確認するとギプスなしで歩けるようになっています。

慎重に生活することと学校に行くときはギプスをしておくことを約束して終了。

そうしてさらに三日後に来院された時はギプスを外してきました。

お話を聞くと痛みは無くなり普通に動けるようになっています。
但し多少の腫れ感と内出血は残っています。

運動はまだやってはいけないことを注意して4回目は終了。

そうして施術間隔をあけながら施術をする事2週間。

完全に回復しているようで野球の練習も開始しました。
ショートの守備も全く問題ないようです。

「大会が近かったので焦りましたが間に合いました。
本当にありがとうございます。」と言ってお母さんさんが喜んでくれました。

捻挫の早期改善のカギは、ずれてしまった関節の修復後の「静止時は
血流を良くしておくこと」と「動く時は完全固定」、これに尽きます。

これを徹底すれば驚くほどの早期改善が望めます。